工場・ビルなどの自家用電気工作物まで扱える電気工事の国家資格
第一種電気工事士とは?
試験概要・難易度・勉強方法を
わかりやすく解説
第一種電気工事士は、一般用電気工作物等に加え、最大電力500kW未満の自家用電気工作物の電気工事に従事できる国家資格です。試験は学科試験と技能試験で構成され、免状取得には原則3年以上の実務経験が必要です。
1第一種電気工事士とは
第一種電気工事士は、一般住宅や店舗などの一般用電気工作物等に加え、工場やビルなどに設置される最大電力500kW未満の自家用電気工作物の電気工事にも従事できる国家資格です。第二種電気工事士より扱える設備の範囲が広く、高圧受電設備を含む電気工事の専門知識と施工技能が求められます。
試験は学科試験と技能試験の2段階で実施され、受験資格に制限はありません。ただし、試験合格だけで第一種電気工事士免状が交付されるわけではなく、原則として所定の電気工事に3年以上従事した実務経験が必要です。
この資格でできること
- 一般用電気工作物等の電気工事に従事できる
- 最大電力500kW未満の自家用電気工作物の電気工事に従事できる
- 工場・ビル・設備工事会社などで専門性を活かせる
- 第二種電気工事士から業務範囲を広げられる
この資格が向いている人
- 工場やビルの電気設備工事に携わりたい人
- 第二種電気工事士からステップアップしたい人
- 高圧受電設備や配線設計を体系的に学びたい人
- 工具を使った実技練習を継続できる人
学習の進め方
学科では高圧受電設備、電気理論、配線設計、施工、検査、法令を分野別に学び、過去問で60点以上を安定させます。技能試験は候補問題を実際に施工し、欠陥なく60分以内に完成させる練習が重要です。第一種電気工事士のWEB問題と第一種電気工事士のPDF教材を使い、知識確認と弱点補強を反復してください。
2試験概要
| 実施団体 | 一般財団法人 電気技術者試験センター |
|---|---|
| 受験資格 | 試験の受験資格に年齢・学歴・実務経験等の制限はなく、誰でも受験できます。ただし、第一種電気工事士免状の交付を受けるには、原則として所定の電気工事に3年以上従事した実務経験が必要です。 |
| 試験日・申込期間 | 2026年度は上期・下期の年2回実施。上期:申込2月13日10時〜3月2日17時、学科CBT4月1日〜5月8日、技能7月4日。下期:申込7月27日10時〜8月13日17時、学科CBT9月11日〜10月18日、学科筆記10月4日、技能11月21日。 |
| 受験料 | インターネット申込み:13,000円(非課税)/郵送による書面申込み:14,400円(非課税) |
| 試験形式 | 学科:四肢択一式(CBT方式または筆記方式)/技能:実技試験 |
| 問題数 | 学科:50問/技能:1課題 |
| 試験時間 | 学科:140分/技能:60分 |
| 試験回数 | 年2回(上期・下期) |
| 合格基準 | 学科試験は100点満点中60点以上(50問中30問以上正解)。技能試験は完成した作品に欠陥がないことが合格基準です。 |
公式情報確認日:2026-08-13
3試験科目・出題範囲
4こんな人におすすめ
5よくある質問
はい。試験自体には年齢・学歴・実務経験などの受験資格制限はありません。ただし、試験合格後に第一種電気工事士免状を取得するには、原則として所定の電気工事に3年以上従事した実務経験が必要です。
第一種は第二種の業務範囲に加え、最大電力500kW未満の自家用電気工作物の電気工事にも従事できます。工場やビルなど、より大規模な電気設備を扱える点が大きな違いです。
学科試験は四肢択一式50問で、試験時間は140分です。1問2点の100点満点で、60点以上が合格基準です。
前回または前々回の第一種電気工事士学科試験合格者は、申請により学科試験の免除を受けられます。対象条件と手続は、その回の受験案内で確認してください。
6学習メニュー
7試験攻略・学習戦略
第一種電気工事士を効率よく学ぶために、試験攻略の考え方・科目ごとの優先順位・学習スケジュール・つまずきやすい点を整理しています。
試験攻略ポイント
学科試験では、第二種で扱う基礎に加えて、高圧受電設備、変圧器、電動機、保護装置、自家用電気工作物の検査・法令など第一種特有の範囲を重点的に固めます。まず基礎理論と配線設計の計算問題を理解し、過去問を繰り返して50問中30問以上を安定して取れる状態を作ります。技能試験は候補問題10問を実際の材料・工具で反復し、60分以内に欠陥なく完成させる練習が重要です。
科目別の学習優先順位
最優先:高圧受電設備・変圧器・保護装置など第一種特有の設備知識
次に:電気理論・配電理論・配線設計の計算問題
重点:配線図・施工方法・検査方法(学科と技能をつなげて理解)
補強:発電・送電・変電施設、電気応用、法令
技能:候補問題10問を一通り施工し、欠陥が出る作業を重点反復
学習スケジュール例
前半:電気理論・配線設計・受電設備の基礎を学び、分野別過去問を開始する
中盤:高圧機器、変圧器、保護装置、検査、法令まで範囲を広げ、50問形式の演習を増やす
学科直前期:140分で50問を解き、60点を安定して超えるまで過去問を反復する
技能対策期:候補問題10問を工具・材料を使って実際に施工し、複線図と作業手順を固定する
技能直前期:60分以内で完成させ、欠陥判断基準に沿って自己点検する練習を繰り返す
つまずきやすいポイント
第二種の知識だけで対応しようとして、高圧受電設備や自家用電気工作物の分野を後回しにする
公式や計算手順を暗記するだけで、回路・配線図の意味を理解しない
学科合格後まで技能練習を始めず、工具作業や複線図作成の速度が上がらない
候補問題を完成させるだけで満足し、欠陥の判断基準を使った自己点検をしない
技能試験で一つの作業に時間をかけすぎ、60分以内に作品を完成できない
