鍼灸師(はり師・きゅう師)

はり・きゅうを専門とする2つの国家資格をまとめて学ぶ

鍼灸師(はり師・きゅう師)とは?
試験概要・難易度・勉強方法を
わかりやすく解説

一般に「鍼灸師」と呼ばれますが、法令上の国家資格は「はり師」と「きゅう師」に分かれています。このページでは両試験に共通する基礎医学、東洋医学、経絡経穴、鍼灸理論などをまとめて学習します。

医療・福祉 国家資格
難易度 難しい
合格率 はり67.2%/きゅう70.5%
勉強時間目安 約500〜800時間
試験回数 年1回
問題数 第34回:はり師170問/きゅう師170問
WEB問題を解く PDF教材を見る

1はり師・きゅう師とは

一般に「鍼灸師」と呼ばれますが、法令上の国家資格は「はり師」と「きゅう師」に分かれています。このページでは両試験に共通する基礎医学、東洋医学、経絡経穴、鍼灸理論などをまとめて学習します。

この資格でできること

  • 東洋医学と基礎医学を横断して学べる
  • 経絡経穴の知識を体系化できる
  • はり・きゅう理論と臨床の考え方を深められる
  • 国家資格として鍼灸分野の専門性を示せる

この資格が向いている人

  • 鍼灸を国家資格として専門的に学びたい人
  • 東洋医学と基礎医学の両方を学びたい人
  • 経絡経穴や鍼灸理論を体系化したい人
  • 施術分野で専門性を高めたい人

学習の進め方

はり師・きゅう師国家試験では、共通科目の基礎知識から東洋医学・臨床分野、それぞれの専門理論へと段階的に学習することが重要です。
まず「解剖学」「生理学」「病理学概論」で、人体の構造・機能と疾病の基礎を固めましょう。
次に「臨床医学総論」「臨床医学各論」「リハビリテーション医学」で疾患や症状の特徴を理解し、「医療概論」「衛生学・公衆衛生学」「関係法規」も計画的に学びます。
「東洋医学概論」「経絡経穴概論」「東洋医学臨床論」では、東洋医学の基本的な考え方、経絡経穴の位置や特徴、証に基づく考え方を整理しましょう。
専門科目の「はり理論」「きゅう理論」では、施術の原理・作用・適応・禁忌などについて、それぞれの違いを意識して学習します。
資格ブートキャンプのWEB問題900問とPDF教材は、学習しやすいよう独自の6分野に分類されています。国家試験では共通12科目に加えて、はり師・きゅう師それぞれの専門科目があり、教材上の分類とは異なります。
WEB問題で間違えた箇所は解説を確認し、正答だけでなく判断の根拠も理解しましょう。PDF教材も活用し、苦手分野を繰り返し復習してください。

2試験概要

実施団体 厚生労働省/公益財団法人東洋療法研修試験財団
受験資格 文部科学大臣が認定した学校または都道府県知事が認定した養成施設で、原則3年以上、必要な知識・技能を修得した者など。はり師ときゅう師はそれぞれ別の国家資格で、各国家試験の受験資格を満たす必要があります。
試験日・申込期間 2026-08-15時点で次回(2027年実施分)の施行公告は未確認。直近第34回のはり師・きゅう師国家試験は2026年2月22日に実施されました。
受験料 直近第34回:はり師19,500円/きゅう師19,500円(各試験)
試験形式 筆記試験(はり師・きゅう師は別試験)
問題数 第34回:はり師170問/きゅう師170問
試験時間 同日に実施。各試験の詳細な時間配分は当年度の受験案内を確認
試験回数 年1回
合格基準 第34回:はり師102点以上/170点、きゅう師102点以上/170点
公式情報
公式サイトを確認する

公式情報確認日:2026-08-15

3試験科目・出題範囲

【はり師・きゅう師 共通科目】 1. 医療概論(医学史を除く。) 2. 衛生学・公衆衛生学 3. 関係法規 4. 解剖学 5. 生理学 6. 病理学概論 7. 臨床医学総論 8. 臨床医学各論 9. リハビリテーション医学 10. 東洋医学概論 11. 経絡経穴概論 12. 東洋医学臨床論 【はり師固有科目】 13. はり理論 【きゅう師固有科目】 13. きゅう理論

5よくある質問

文部科学大臣が認定した学校または都道府県知事が認定した養成施設で、原則3年以上、必要な知識・技能を修得した者など。はり師ときゅう師はそれぞれ別の国家資格で、各国家試験の受験資格を満たす必要があります。

原則として年1回実施されます。次回の正式日程は厚生労働省または指定試験機関の最新公告を確認してください。

国家試験対策に独学を併用することは可能ですが、受験資格として指定学校・養成施設での修業などが必要です。受験資格を満たしたうえで、分野別問題演習と誤答復習を繰り返すことが重要です。

実施団体は標準学習時間を定めていません。当サイトでは約500〜800時間を国家試験対策の目安としています。養成課程での理解度や実習経験によって必要時間は変わります。

6学習メニュー

7試験攻略・学習戦略

はり師・きゅう師を効率よく学ぶために、試験攻略の考え方・科目ごとの優先順位・学習スケジュール・つまずきやすい点を整理しています。

試験攻略ポイント

はり師・きゅう師国家試験では、共通科目の基礎知識と、それぞれの専門理論を関連付けて学ぶことが重要です。

まず「解剖学」「生理学」「病理学概論」で人体の構造・機能と疾病の基礎を固めましょう。

次に「臨床医学総論」「臨床医学各論」「リハビリテーション医学」で疾病や症状の特徴を学び、臨床的な判断に必要な知識を整理します。

「東洋医学概論」「経絡経穴概論」「東洋医学臨床論」では、東洋医学の基本的な考え方・経絡経穴の位置や特徴・証に基づく考え方を理解しましょう。

専門科目の「はり理論」「きゅう理論」では、それぞれの施術原理・作用・適応・禁忌などを区別して学びます。

「医療概論」「衛生学・公衆衛生学」「関係法規」も計画的に復習してください。

資格ブートキャンプのWEB問題900問とPDF教材は独自の6分野に分類されています。国家試験の共通科目と専門科目とは区別し、解説を確認しながら知識を定着させましょう。

科目別の学習優先順位

最優先:解剖学・生理学・病理学概論(人体の構造・機能と疾病の基礎)

臨床分野:臨床医学総論・臨床医学各論・リハビリテーション医学(疾病・症状・リハビリテーションの理解)

東洋医学分野:東洋医学概論・経絡経穴概論・東洋医学臨床論(東洋医学の基礎と臨床への応用)

はり師専門:はり理論(施術原理・作用・適応と禁忌)

きゅう師専門:きゅう理論(施術原理・作用・適応と禁忌)

関連科目:医療概論・衛生学・公衆衛生学・関係法規

最終段階:共通12科目と、それぞれの専門理論を復習し、WEB問題とPDF教材で苦手分野を重点的に確認する

学習スケジュール例

前半:解剖学・生理学・病理学概論を中心に、人体の構造・機能と疾病の基礎を学ぶ

中盤:臨床医学総論・臨床医学各論・リハビリテーション医学を学び、東洋医学概論・経絡経穴概論の学習も進める

後半:東洋医学臨床論とはり理論・きゅう理論を重点的に学ぶ。医療概論・衛生学・公衆衛生学・関係法規も復習する

直前期:共通12科目と各専門理論を総復習し、WEB問題とPDF教材で誤答を解き直す。時間を測った総合演習にも取り組む

つまずきやすいポイント

経穴の名称や位置を暗記するだけで、所属経絡・取穴の目安・身体の解剖学的指標を関連付けられない
はり理論ときゅう理論の刺激方法・生体への作用・過誤や禁忌を混同し、それぞれの特徴を区別できない
東洋医学概論の陰陽・五行・気血津液や病証の知識を、東洋医学臨床論の症例判断に活用できない
臨床医学各論で疾患の特徴や鑑別点を整理できず、施術の適否や医療機関への受診が必要な状態を判断できない