電験三種の科目合格制度とは?最大連続5回の免除と4科目の学習法を解説

電験三種・科目別合格制度ガイド

電験三種の科目合格制度とは?最大連続5回の免除と4科目の学習法を解説

電気技術者試験センターの現行制度をもとに、 理論・電力・機械・法規の科目合格と 試験免除の期間を整理します。

結論:

電験三種は、 理論・電力・機械・法規の4科目について 科目ごとに合否が判定されます。

一部科目だけ合格した場合は「科目合格」となり、 受験申込み時に免除申請を行うことで、 最大で連続5回まで、その科目の試験免除 を受けられます。

「科目合格は5年間有効」 という説明を見かけることがありますが、 現在の電気技術者試験センターの公式案内は 「最大で連続5回まで」 です。

現在は上期・下期の年2回試験が実施されているため、 5回の免除は 「5年間」と同じ意味ではありません。

また、 科目合格していても 自動的に免除されるわけではなく、 申込み時に免除申請が必要 です。

電験三種は4科目

科目 主な試験範囲 試験時間
理論 電気理論、電子理論、 電気計測・電子計測など 90分
電力 発電所・変電所、 送電・配電、 電気材料など 90分
機械 電気機器、 パワーエレクトロニクス、 自動制御、情報など 90分
法規 電気法規・電気施設管理など 65分

4科目すべてに合格すると、 第三種電気主任技術者試験の合格となります。

科目合格すると最大で連続5回まで免除

電気技術者試験センター公式制度

4科目中、 一部の科目だけ合格した場合は 「科目合格」となります。

その後の受験申込み時に免除申請を行うことで、 最大で連続5回まで その科目の試験を免除できます。

「5年間」ではありません。

現在の公式制度は 「最大で連続5回まで」です。 上期・下期の年2回実施であるため、 5試験分と5年間を混同しないようにしてください。

2026年度上期で合格した科目はいつまで免除?

2026年度(令和8年度)上期試験の受験案内では、 科目合格した時期と免除期間が具体的に掲載されています。

科目合格した試験 免除できる最終試験
2024年度(令和6年度)上期 2026年度(令和8年度)下期まで
2024年度(令和6年度)下期 2027年度(令和9年度)上期まで
2025年度(令和7年度)上期 2027年度(令和9年度)下期まで
2025年度(令和7年度)下期 2028年度(令和10年度)上期まで
2026年度(令和8年度)上期 2028年度(令和10年度)下期まで
2026年度上期で理論に合格した例:

免除申請を行えば、 2026年度下期、 2027年度上期・下期、 2028年度上期・下期の 最大5回で理論を免除できます。

その期間内に 残りの電力・機械・法規へ合格すれば、 4科目合格となります。

科目免除は自動ではない

科目合格の権利を持っていても、 自動的に科目免除にはなりません。

受験申込み時に 「一部科目受験」を選択し、 合格証明書番号を入力して免除申請 を行います。

免除申請をしないで受験する場合に注意:

電気技術者試験センターは、 免除申請をしなかった場合には 申込み内容とその試験の結果が優先されると案内しています。 自分の免除科目と申込内容を必ず確認してください。

合格基準は各科目「原則60点」

電気技術者試験センターは、 第三種電気主任技術者試験の合格基準について 各科目原則60点 としています。

ただし、 問題の難易度などにより 60点未満でも合格となる場合があります。

2026年度上期の筆記方式:

理論・電力・機械・法規の4科目すべてで 60点以上が合格基準となりました。

したがって学習時に 「今年も必ず60点」 と試験前から確定させるのではなく、 試験後の公式合格基準を確認してください。

2026年度下期試験は11月9日から申込み

2026年9月26日時点では、 2026年度上期試験は終了しています。

次の下期試験は、 2026年11月9日10時~11月26日17時 が申込受付期間です。

申込受付 2026年11月9日~11月26日
CBT会場予約 2026年12月7日~2027年1月7日
CBT方式 2027年2月4日~2月28日
筆記方式 2027年3月21日

科目合格を持っている場合は、 下期試験の申込み時に 免除対象科目を確認してください。

4科目の学習順に公式の正解はない

電気技術者試験センターは、 「理論から必ず始める」 「機械を最後にする」 といった学習順序を定めていません。

理論→電力・法規→機械という順序は 学習方法の一例ですが、 すべての受験者に最適とは限りません。 必要な順番は前提知識や科目合格の状況によって変わります。

電気回路・電磁気が弱い 理論の基礎へ時間を使い、 計算・公式の意味から確認します。
発電・送配電が弱い 電力の問題を解き、 理解できていない設備・計算を特定します。
電気機器・制御が弱い 機械の中でも どのテーマで止まっているか細分化します。
法令・施設管理が弱い 法規について、 法令・計算のどちらで誤答しているか確認します。

理論から始める方法が合う場合

理論には、 電気回路や電磁気など 他科目の計算を理解する際にも利用する基礎知識があります。

そのため、 電気・数学を初めて本格的に学ぶ人が 理論から確認する方法はあります。

ただし固定ルールではありません。

すでに電力設備や機械の知識がある人、 前回試験で一部科目へ合格している人などは、 残り科目から学習する方が自然な場合もあります。

「機械が最難関」と決めつけない

機械を4科目の中で必ず最も難しい科目と考える必要はありません。 どの科目を難しく感じるかは、 受験者の電気・数学・実務経験によって変わります。

実際の学習では、 科目名だけで難易度を決めず、 問題演習から誤答を確認してください。

誤答状態 確認すること
公式を思い出せない 何を求める式なのか確認する
計算途中で止まる 途中式を残して、どの段階で分からなくなるか確認する
設備・機器を混同する 役割・構造・用途を比較する
法令の数字を混同する 何についての数字かとセットで確認する

科目合格制度を使った学習計画例

次は資格ブートキャンプによる学習例であり、 公式の推奨順序ではありません。

  1. 現在の科目合格状況を確認する
  2. 各科目を少しずつ解いて現在の弱点を確認する
  3. 次回試験で受験する科目を決める
  4. 免除する科目は申込み時に正しく申請する
  5. 免除期限を確認しながら残り科目を進める
「1年・2年・3年計画」を先に固定しなくても構いません。

科目ごとの理解度、 確保できる学習時間、 すでに持っている科目合格によって 受験計画を調整してください。

資格ブートキャンプの問題は弱点確認に使う

資格ブートキャンプのWEB問題・PDF教材は、 独自に作成した試験対策用問題です。

電気技術者試験センターの 本試験問題そのものではなく、 サイト内の正答率を 本試験の得点へ直接換算することはできません。

まず科目ごとに問題を解き、 計算・理論・設備・法規など どの論点で誤答しているかを確認してください。

WEB問題演習一覧

PDF教材一覧

公式過去問題も利用できる

電気技術者試験センターは、 第三種電気主任技術者試験の 過去の問題と解答を公式サイトで公開しています。

2026年度上期についても、 理論・電力・機械・法規の問題と解答が公開されています。

過去問題を利用する際は、 答えだけでなく どの計算・知識で止まったのかを確認してください。

よくある質問

電験三種の科目合格は5年間有効ですか?
現在の公式案内は「最大で連続5回まで試験免除」です。 5年間ではありません。 例えば2026年度上期に科目合格した場合、 免除できるのは2028年度下期までです。
科目合格したら自動的に次回免除されますか?
いいえ。 科目免除を利用する場合は、 試験申込み時に免除申請を行う必要があります。
5回すべて受験しないと免除権はなくなりますか?
「最大で連続5回」という免除期間で管理されます。 受験しなかった回を後ろへ繰り越して 5回受験できるという意味ではありません。 自分の科目合格時期と最終免除回を公式案内で確認してください。
どの科目から勉強するのが一番いいですか?
公式に決められた学習順序はありません。 電気回路・電磁気の基礎が不足している場合は理論から確認する方法がありますが、 既に科目合格がある場合などは、 残り科目を中心に進める方法もあります。
合格基準は60点ですか?
各科目原則60点です。 ただし、試験問題の難易度等により 60点未満でも合格となる場合があります。 受験した回の公式発表を確認してください。

参照した公式情報

公式情報確認:2026年9月26日。 科目免除期間、申込期間、試験日程、合格基準等は変更される場合があります。 受験前に電気技術者試験センターの最新情報をご確認ください。

まず科目合格と免除期間を確認する

すでに科目合格がある場合は最終免除回を確認し、 残り科目の弱点から次回の受験計画を決めてください。

WEB問題演習一覧 PDF教材一覧