労働・社会保険と人事労務の専門家を目指す国家資格
社会保険労務士とは?
試験概要・難易度・勉強方法を
わかりやすく解説
社会保険労務士は、労働・社会保険の手続、労務管理、年金などの専門知識を活かして企業や働く人を支援する国家資格です。試験では労働法令から社会保険・年金まで幅広い知識が問われます。
1社会保険労務士試験とは
社会保険労務士(社労士)は、労働・社会保険に関する手続や労務管理、年金などの専門知識を活かして、企業や働く人を支援する国家資格です。
企業の採用から退職までに関わる労働社会保険手続、就業規則や労務管理の相談、年金相談など幅広い分野で専門性を活かせます。試験では労働基準法、労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金保険、国民年金など、多数の法律・制度から出題されます。
この資格でできること
- 労働・社会保険に関する各種手続を専門的に扱える
- 就業規則や労務管理について企業への相談・助言に携われる
- 健康保険や年金制度に関する専門知識を仕事に活かせる
- 登録要件を満たすことで社会保険労務士として独立開業を目指せる
この資格が向いている人
- 人事・労務・総務分野の専門性を高めたい人
- 労働法や社会保険制度に関心がある人
- 企業の人事労務を支援する仕事をしたい人
- 将来的に士業として独立開業を目指したい人
学習の進め方
社会保険労務士試験は出題範囲が広く、法律ごとの制度や数字を正確に整理する必要があります。まず各科目の基本制度を理解し、その後に過去問題や問題演習を繰り返して知識を定着させる方法が基本です。
社会保険労務士のWEB問題と社会保険労務士のPDF教材を組み合わせ、分野ごとの理解度を確認しながら学習できます。
2試験概要
| 実施団体 | 全国社会保険労務士会連合会 試験センター |
|---|---|
| 受験資格 | 次のいずれか1つの受験資格を満たす必要があります。 ・学歴による受験資格 ・一定の実務経験による受験資格 ・厚生労働大臣が認めた国家試験の合格による受験資格 大学・短期大学・高等専門学校(5年制)の卒業者などが学歴による代表的な対象です。受験資格には複数の区分があるため、詳細は社会保険労務士試験オフィシャルサイトで確認してください。 |
| 試験日・申込期間 | 第58回(2026年度) 試験日:2026年8月23日(日) 受験申込受付期間: 2026年4月13日(月)~5月31日(日) インターネット申込: 2026年4月13日(月)10:00~5月31日(日)23:59(受信有効) |
| 受験料 | 15,000円(非課税) |
| 試験形式 | 筆記試験 ・選択式 ・択一式 |
| 問題数 | 選択式:8問(8科目・40点満点) 択一式:70問(7科目・70点満点) |
| 試験時間 | 選択式:80分(10:30~11:50) 択一式:210分(13:20~16:50) 合計:290分 |
| 試験回数 | 年1回 |
| 合格基準 | 選択式試験・択一式試験それぞれについて、総得点の合格基準点と科目ごとの合格基準点が設定されます。 いずれか1つでも合格基準点に達しない場合は不合格となります。 合格基準点は試験年度ごとに決定され、合格発表日に公表されます。 参考:第57回(2025年度) ・選択式:総得点22点以上かつ原則各科目3点以上 ・択一式:総得点42点以上かつ原則各科目4点以上 第57回は一部科目について基準点の補正が行われています。 |
公式情報確認日:2026-08-12
3試験科目・出題範囲
4こんな人におすすめ
5よくある質問
誰でも受験できる試験ではありません。学歴、一定の実務経験、厚生労働大臣が認めた国家試験の合格のいずれかの受験資格を満たす必要があります。
独学での合格も可能ですが、労働法令、社会保険、年金など出題範囲が広く、科目ごとの基準点もあるため、計画的な学習と継続した問題演習が必要です。
資格ブートキャンプでは、初学者の場合は800~1,000時間程度を学習目安としています。法律や人事労務の学習経験によって必要な時間は変わります。
総得点だけでは合格できません。選択式・択一式それぞれに総得点基準と科目別基準が設定され、いずれかの基準を下回ると不合格になります。
6学習メニュー
7試験攻略・学習戦略
社会保険労務士試験を効率よく学ぶために、試験攻略の考え方・科目ごとの優先順位・学習スケジュール・つまずきやすい点を整理しています。
試験攻略ポイント
社労士試験は、選択式・択一式の両方で総得点だけでなく科目別の合格基準点が設定されるため、苦手科目を完全に捨てる学習は避ける必要があります。
まず労働基準法・労災保険法・雇用保険法で労働科目の基礎を固め、その後、健康保険法・国民年金法・厚生年金保険法を重点的に学習します。
各法律は似た制度・数字・給付要件が多いため、「誰が対象か」「いつから・いつまでか」「いくら支給されるか」「例外は何か」を比較しながら整理することが重要です。
インプットだけでなく、択一式・選択式の問題演習を早い段階から繰り返し、間違えた論点をテキストに戻って確認する学習を基本にします。
科目別の学習優先順位
【最優先】
1. 労働基準法・労働安全衛生法
2. 健康保険法
3. 国民年金法
4. 厚生年金保険法
【優先】
5. 労働者災害補償保険法
6. 雇用保険法
【基礎固め後に重点対策】
7. 労務管理その他の労働に関する一般常識
8. 社会保険に関する一般常識
労働基準法で法律問題の読み方を身につけ、健康保険・国民年金・厚生年金は関連づけながら学習します。
一般常識科目も科目別の合格基準があるため、直前期だけに回さず継続的に対策します。
学習スケジュール例
【学習期間10~12か月・初学者の例】
1~3か月目:
労働基準法、労働安全衛生法、労災保険法、雇用保険法の基本学習
4~6か月目:
健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法を重点的に学習
7~8か月目:
一般常識を含む全科目の1周目を完了
過去問題・問題集による演習量を増やす
9~10か月目:
全科目の過去問題・択一式・選択式を反復
間違えた論点と苦手科目を集中復習
試験前1~2か月:
法改正・重要数字・横断事項を総復習
本試験形式の問題や模試で時間配分を確認
毎週:
新しい範囲の学習だけでなく、前週までに学習した科目の復習時間を必ず確保する
つまずきやすいポイント
・法律ごとに似た制度・給付・期限・数字が多く混同しやすい
・国民年金と厚生年金の制度を別々に暗記して整理できなくなる
・テキストを読むことに時間を使いすぎ、問題演習の開始が遅れる
・一度覚えた数字や要件を復習せず忘れてしまう
・苦手科目を後回しにして科目別合格基準を下回る
・一般常識を直前期だけで対策しようとする
・法改正前の教材や古い数字をそのまま覚えてしまう
・選択式対策を択一式と分けすぎ、文章中の重要語句を正確に覚えていない
