登録販売者と薬剤師の違いは?仕事内容・試験・勉強内容を初心者向けに比較

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登録販売者と薬剤師の違いは?仕事内容・試験・勉強内容を初心者向けに比較

医薬品に関わる資格を調べると、 「登録販売者」と「薬剤師」の違いが気になる方もいるでしょう。 どちらも医薬品に関わる仕事ですが、 資格取得までの流れ、担当できる業務、販売できる一般用医薬品の範囲は異なります。

登録販売者は、都道府県が実施する試験に合格し、 販売従事登録を受けることで、 第二類・第三類の一般用医薬品の販売に従事できる資格です。

一方、薬剤師は薬剤師国家試験に合格し、 厚生労働大臣の免許を受ける医療専門職です。 調剤、服薬指導など、 登録販売者とは異なる専門業務を担当します。

この記事で確認すること

・販売できる一般用医薬品の範囲

・試験を受けるまでの条件

・資格取得後に担当する業務

・学習内容の違い

登録販売者と薬剤師の違いを比較

比較項目 登録販売者 薬剤師
試験 都道府県が登録販売者試験を実施 薬剤師国家試験
主な受験要件 学歴・実務経験による受験資格の制限なし 原則として6年制薬学課程の卒業者など
一般用医薬品の販売 第二類・第三類 第一類・第二類・第三類
要指導医薬品 販売できない 販売を担当
調剤 担当しない 薬剤師の専門業務

違い① 販売できる一般用医薬品の範囲

厚生労働省の制度では、 一般用医薬品は第一類・第二類・第三類に区分されています。

第一類医薬品
薬剤師が販売します。
第二類・第三類医薬品
薬剤師または登録販売者が販売します。
要指導医薬品
薬剤師が販売を担当します。

そのため、 「登録販売者ならすべての市販薬を販売できる」 というわけではありません。 登録販売者が担当できるのは、 第二類・第三類一般用医薬品です。

違い② 資格取得までの流れ

登録販売者

登録販売者試験は都道府県が実施します。 現在は、受験資格として学歴や実務経験は求められていません。

STEP 1
受験する都道府県の試験案内を確認

STEP 2
登録販売者試験を受験

STEP 3
合格後、勤務する都道府県で販売従事登録

注意: 試験合格・販売従事登録をしただけで、 すぐにすべての店舗管理者要件を満たすわけではありません。 店舗管理者等となる場合には、 実務・業務経験や研修などについて別の要件があります。

薬剤師

薬剤師国家試験の受験資格は、 原則として大学で6年制薬学課程を修めて卒業した人などに認められます。 外国の薬学校卒業者などについては、 別の受験資格規定もあります。

STEP 1
6年制薬学課程など所定の受験資格を満たす

STEP 2
薬剤師国家試験に合格

STEP 3
薬剤師免許を受ける

違い③ 学習する内容

登録販売者試験では、 一般用医薬品を販売するために必要な基礎知識を学びます。

・医薬品に共通する特性と基本的な知識

・人体の働きと医薬品

・主な医薬品とその作用

・薬事関係法規・制度

・医薬品の適正使用・安全対策

薬剤師国家試験では、 大学の薬学教育を前提として、 物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、 病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務など、 より広い専門領域が試験対象となります。

この2つは同じ医薬品分野でも、 試験制度や学習範囲そのものが異なるため、 単純に試験の難易度だけを比較するのではなく、 取得後に行いたい業務から考える方が分かりやすいでしょう。

違い④ 担当する仕事

登録販売者

第二類・第三類一般用医薬品の販売や、 購入者からの相談への対応などに携わります。

勤務先は、一般用医薬品を取り扱う薬局、 ドラッグストア、店舗販売業の店舗などがあります。

薬剤師

調剤、服薬指導、医薬品の供給や管理など、 薬剤師法等に基づく専門業務を担当します。

薬局、病院などの医療機関のほか、 企業や行政などで働く場合もあります。

給与や資格手当は、 勤務先・地域・雇用形態・経験などによって異なります。 資格名だけから一律の給与差を示すことはできないため、 就職・転職時には実際の求人条件を確認してください。

どちらを検討するか考えるポイント

登録販売者と薬剤師は、 「どちらが上か」で選ぶ資格ではありません。 目指す業務と資格取得までの条件が異なります。

登録販売者を検討しやすい例

一般用医薬品の販売に関わりたい、 現在の仕事を続けながら試験学習を進めたい、 ドラッグストアなどで医薬品販売業務に携わりたい場合。

薬剤師を検討する例

調剤・服薬指導など薬剤師の専門業務に携わりたい、 大学の薬学課程を含めて進路を検討している場合。

登録販売者を目指す場合の学習開始例

登録販売者を目指すと決めた場合は、 まず受験予定の都道府県が公開している 試験日程と受験案内を確認してください。

その後、 試験範囲全体を一度確認してから、 問題演習で自分の苦手分野を探します。

資格ブートキャンプでは、 次のページから学習を進められます。

よくある質問

Q. 登録販売者なら第一類医薬品も販売できますか?

できません。 第一類一般用医薬品は薬剤師が販売します。 登録販売者が販売できる一般用医薬品は 第二類・第三類です。

Q. 登録販売者試験を受けるために実務経験は必要ですか?

現在、登録販売者試験の受験資格として 実務経験や学歴は求められていません。 ただし、申込方法や日程は受験する都道府県の案内を確認してください。

Q. 試験に合格すればすぐ店舗管理者になれますか?

試験合格だけで自動的に店舗管理者等の要件を満たすわけではありません。 実務・業務経験や研修など、 現行制度で定められた管理者要件を確認する必要があります。

Q. 薬剤師国家試験は誰でも受けられますか?

誰でも受験できる試験ではありません。 原則として6年制薬学課程を修めて卒業した者など、 薬剤師法に定められた受験資格を満たす必要があります。

参照した公的情報

・厚生労働省「医薬品の販売制度」

・厚生労働省「登録販売者制度の取扱い等について」

・厚生労働省「登録販売者に対する研修の実施要領」

・厚生労働省「薬剤師国家試験」

公的情報確認:2026年9月26日。 医薬品販売制度、登録販売者制度、薬剤師国家試験の受験資格等は 変更される場合があります。最新情報は厚生労働省および受験する都道府県の 公式案内をご確認ください。