サイバーセキュリティの高度な知識と実践力を証明する国家試験
情報処理安全確保支援士試験とは?
試験概要・難易度・勉強方法を
わかりやすく解説
情報処理安全確保支援士試験は、情報システムの企画、設計、開発、運用におけるセキュリティ確保や、インシデント対応、リスク管理を担う専門人材の知識と技能を評価する国家試験です。試験合格後に登録申請を行うことで、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の名称を使用できます。
1情報処理安全確保支援士試験とは
試験の概要
情報処理安全確保支援士試験は、サイバーセキュリティに関する高度な知識と実践力を問う国家試験です。
情報セキュリティ方針、リスク管理、暗号、ネットワーク、セキュア開発、インシデント対応などを幅広く学びます。
この資格で身につく知識
・情報セキュリティ方針とリスク管理
・暗号、認証、アクセス制御
・ネットワークやWebの安全対策
・脆弱性管理とセキュア開発
・インシデント対応とデジタルフォレンジックス
・情報セキュリティ監査と関連法令
この資格が向いている人
・セキュリティエンジニアを目指している人
・システムの設計、開発、運用に携わる人
・サイバー攻撃やインシデント対応を専門的に学びたい人
・応用情報技術者試験の次の資格を探している人
学習の進め方
最初に暗号、認証、ネットワーク、脆弱性などの基礎を固めます。
その後、セキュア開発、リスク管理、監査、インシデント対応を学び、事例問題で状況分析と対策立案を練習します。
WEB問題とPDF教材を使い、用語を覚えるだけでなく、攻撃経路、原因、影響、対策を説明できる状態を目指してください。
2試験概要
| 実施団体 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
|---|---|
| 受験資格 | どなたでも受験できます。年齢、学歴、実務経験などの制限はありません。 |
| 試験日・申込期間 | 年2回(前期・後期)。2026年度前期は、申込期間が2026年10月6日~10月24日、科目A群が10月17日~10月27日、科目Bが11月11日~11月23日です。後期は、申込期間が2027年1月27日~2月27日、科目A群が2月20日~3月2日、科目Bが3月16日~3月28日です。 |
| 受験料 | 7,500円(非課税) |
| 試験形式 | CBT方式。科目A-1・科目A-2は多肢選択式(四肢択一)、科目Bは記述式 |
| 問題数 | A-1:30問/A-2:25問/B:4問中2問 |
| 試験時間 | 科目A-1:50分/科目A-2:40分/科目B:150分 |
| 試験回数 | 年2回(前期・後期) |
| 合格基準 | 科目A-1、科目A-2、科目Bのすべてで100点満点中60点以上。科目A-1または科目A-2が基準点未満の場合、科目Bは採点されません。 |
公式情報確認日:2026-07-30
3試験科目・出題範囲
4こんな人におすすめ
5よくある質問
受験資格の制限はありません。年齢、学歴、実務経験を問わず、どなたでも受験できます。
前期と後期の年2回実施されます。2026年度からCBT方式となり、指定された実施期間内の空席がある試験日と試験会場を選択して受験します。
科目A-1、科目A-2、科目Bのすべてで、100点満点中60点以上を取る必要があります。科目A群が基準点未満の場合、科目Bは採点されません。
いいえ。試験合格後にIPAへ登録申請を行い、登録を受ける必要があります。登録後に、名称独占の国家資格である情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)を名乗れます。
6学習メニュー
7試験攻略・学習戦略
情報処理安全確保支援士試験を効率よく学ぶために、試験攻略の考え方・科目ごとの優先順位・学習スケジュール・つまずきやすい点を整理しています。
試験攻略ポイント
情報処理安全確保支援士試験では、セキュリティ技術を知っているだけでなく、具体的なシステムや組織の状況から脆弱性・リスク・対策を説明できる力が重要です。ネットワーク、認証、暗号、Webセキュリティなどの基礎を固めた後、事例問題を使って攻撃経路や問題点を自分の言葉で説明する練習を行います。解答では知識を列挙するのではなく、問題文に書かれた条件や登場人物の行動を根拠として答えることを意識します。
科目別の学習優先順位
1. ネットワークセキュリティ:TCP/IP、DNS、HTTP、TLS、FWなどを重点確認
2. 認証・暗号:公開鍵暗号、電子署名、証明書、認証方式を整理
3. Web・アプリケーションセキュリティ:代表的な脆弱性と対策を重点演習
4. インシデント対応:ログ分析、原因調査、封じ込め、復旧を整理
5. セキュリティ管理:リスク評価、委託先管理、規程、監査を確認
6. 法務:個人情報、サイバーセキュリティ関連法令を整理
7. 事例問題:問題文から根拠を抜き出し、指定された字数・形式で答える練習を行う
学習スケジュール例
1〜3週目:ネットワーク、OS、データベースなど基礎技術を確認する。
4〜6週目:暗号、認証、Webセキュリティ、ネットワーク攻撃を重点学習する。
7〜8週目:インシデント対応、リスク管理、法務を整理する。
9〜12週目:事例問題を継続的に解き、問題文から根拠を抽出する練習を行う。
13週目以降:複数分野を横断する問題を解き、弱点分野を重点的に復習する。
試験直前は新しい知識を広げすぎず、過去に間違えた事例問題を再度解き直します。
つまずきやすいポイント
情報処理安全確保支援士試験では、専門用語を知っていても、問題文の状況に合わせて具体的に説明できなければ得点につながりにくくなります。事例問題では一般論ではなく、本文中の設定・通信・ログ・登場人物の行動を根拠に答えることが重要です。また、ネットワークや暗号の基礎理解が曖昧なまま高度な攻撃手法だけを覚えると応用が利かないため、基礎技術まで戻って仕組みを確認します。
