FP3級の計算問題でつまずく人へ|苦手を減らす5つの解き方
公式を覚えたのに解けない、 問題文から必要な数字を選べない、 単位を間違える――。 計算問題のミスを原因別に分けて復習する方法を解説します。
FP3級では、 ライフプランニング、金融資産運用、 タックスプランニング、不動産、 相続・事業承継などで 数字を扱う問題があります。
計算問題で止まったときは、 「計算が苦手」とまとめて考えるのではなく、 どの段階で間違えたのか を確認することが重要です。
試験全体の概要を先に確認したい方は、 FP3級試験対策ページ をご覧ください。
まずFP3級の試験方式を確認する
3級FP技能検定は、 現在CBT方式で実施されています。
| 日本FP協会・3級 | 内容 |
|---|---|
| 学科試験 | 90分・60問・36点以上/60点 |
| 実技試験 |
資産設計提案業務 60分・20問・60点以上/100点 |
金融財政事情研究会(金財)では、 3級実技として 「個人資産相談業務」 「保険顧客資産相談業務」があり、 日本FP協会とは実技科目や形式が異なります。
計算問題は4段階に分けて考える
計算式へすぐ数字を入れるのではなく、 最初に「何を求めている問題か」を確認します。
次に、 問題文にある数字の中から 必要な条件だけを取り出し、 計算方法を決めます。
解き方① 何を求める問題なのか最初に確認する
同じ分野でも、 問題によって求められるものは異なります。
例えば資金計画では、 将来の金額を求める場合と、 目標金額を準備するための積立額を求める場合では、 使用する考え方が変わります。
- 最終的に何を求める問題なのか確認する
- 金額なのか、割合なのか、面積なのかを確認する
- 問題文の最後の問いを先に見る
- 求めるものを短くメモする
解き方② 問題文にある数字を全部使わない
計算問題では、 問題文に複数の金額・割合・年数が出てくることがあります。
すべての数字を使うとは限りません。 「何を求めるか」を確認したあと、 その計算に必要な数字だけを選びます。
解き方③ 公式の名前より「何を求める計算か」を覚える
公式を文字列だけで暗記すると、 問題文の表現が変わったときに 使う式を判断できないことがあります。
計算方法を覚えるときは、 「どのような場面で使うか」とセットで確認してください。
| 分野 | 計算テーマの例 | 確認すること |
|---|---|---|
| ライフプランニング | 資金計画・係数表 | 現在額、将来額、毎年の積立額など 何を求める問題か |
| 金融資産運用 | 利回りなど | 投資額、収益、期間の関係 |
| タックスプランニング | 所得・課税所得・税額など | 計算する順序と、 どの段階の金額を求めているか |
| 不動産 | 建蔽率・容積率など | 敷地面積と、 求める建築面積・延べ面積の違い |
| 相続・事業承継 | 基礎控除・相続分など | 人数や親族関係など、 計算前の条件が正しいか |
制度や計算式は変更される場合があるため、 金額・控除額・税率などを覚える場合は、 受検時期に対応した教材を確認してください。
解き方④ %・円・万円・年数を計算前に確認する
計算方法が合っていても、 単位の扱いを間違えると答えは変わります。
| 確認するもの | 注意点 |
|---|---|
| % | 割合を計算に使うとき、 どの数値に対する割合なのかを確認する |
| 円・万円 | 途中で単位を混在させない |
| 年・月 | 問題が年単位なのか月単位なのかを確認する |
| 平方メートル | 建築面積・延べ面積・敷地面積を混同しない |
解き方⑤ 間違えた原因を分けて解き直す
同じ不正解でも、 原因によって復習する内容は異なります。
タックスプランニングは計算順序を確認する
税金に関する問題では、 似た名称の金額が複数登場する場合があります。
そのため、 税率や控除額だけを個別に暗記するより、 どの段階の金額を計算しているのかを確認します。
ライフプランニングでは時間軸を使う
現在と将来の金額を扱う問題では、 「いつの時点の金額か」を整理します。
例えば、 現在から何年後に目標額が必要なのか、 現在持っている資金を将来いくらにしたいのかによって、 考え方が変わります。
文章だけで処理しにくい場合は、 簡単な時間軸を書いてから 係数表や計算条件を確認してください。
不動産・相続では「計算前の条件確認」も重要
不動産や相続では、 計算そのものより前に、 制度上どの条件を使うのかを判断する必要がある場合があります。
例えば不動産では、 建蔽率と容積率は求める面積が異なります。
相続では、 家族関係や法定相続人の範囲などを正しく確認してから 計算へ進みます。
数字が合わないときは、 計算式だけではなく、 計算前の制度判断が正しかったか も確認してください。
WEB版問題演習とPDF教材の使い分け
| 教材 | 利用例 |
|---|---|
| WEB版問題演習 | 短い単位で問題を解き、 どの種類の計算で止まるか確認する |
| PDF教材 | 途中式を書きながら解き、 同じ分野をまとめて復習する |
CBT試験では受検機関の操作案内も確認する
3級FP技能検定はCBT方式です。
金財のCBT試験では、 私物の計算機はパソコンブースへ持ち込めず、 計算問題では試験画面に表示される電卓を利用できます。
受検する実施機関によって、 当日の持ち物や操作方法を事前に確認してください。
よくある質問
今日から行う復習手順
- FP3級試験対策ページ で試験範囲を確認する
- WEB版問題演習 で計算を含む問題を解く
- 間違えた原因を「制度・計算方法・数字・単位・計算ミス」に分類する
- 不足していた部分だけ教材へ戻る
- 同じ種類の問題をもう一度解く
参照した公式情報
公式情報確認:2026年9月26日。 法令基準日、試験方式、出題内容等は変更される場合があります。 受検前に日本FP協会または金融財政事情研究会の最新情報をご確認ください。
