会計・金融資格
日商簿記2級とは?
試験概要・難易度・勉強方法を
わかりやすく解説
日商簿記2級は、商業簿記に加えて工業簿記・原価計算まで学び、企業の会計処理や財務諸表を理解する力を身につける検定です。経理・会計職を目指す方はもちろん、企業のお金の流れを理解したい方にも役立ちます。
1日商簿記検定試験 2級とは
日商簿記2級は、商業簿記に加えて工業簿記・原価計算まで学び、企業の取引を適切に処理し、財務諸表から経営状況を読み取る力を身につける検定です。経理・会計職を目指す方だけでなく、企業のお金の流れや経営を理解したい方にも役立ちます。
この資格でできること
- 商業簿記と工業簿記・原価計算の知識を身につけられる
- 財務諸表を読み、企業の経営状況を理解する力を養える
- 経理・会計・財務などの仕事に活かせる
- 日商簿記1級や税理士・公認会計士などの学習につながる基礎を作れる
この資格が向いている人
- 経理・会計・財務の仕事を目指している人
- 日商簿記3級からステップアップしたい人
- 企業のお金の流れや決算書を理解したい人
- 実務で役立つ会計知識を身につけたい人
学習の進め方
簿記初学者は、まず3級レベルの仕訳や決算の基礎を固めてから、2級の商業簿記へ進むと理解しやすくなります。その後、工業簿記・原価計算を学び、分野別問題と総合問題を繰り返して90分の試験時間を意識した演習へ進みましょう。
2試験概要
| 実施団体 | 日本商工会議所・各地商工会議所 |
|---|---|
| 受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍などの制限はなく、誰でも受験できます。3級に合格していなくても2級から受験できます。 |
| 試験日・申込期間 | 統一試験:2026年6月14日、2026年11月15日、2027年2月28日。申込期間・申込方法は各商工会議所によって異なります。 ネット試験:各ネット試験会場が試験日を設定する随時試験です。統一試験前後には施行休止期間があります。申込可能日・申込方法は各会場で確認してください。 |
| 受験料 | 5,500円(税込) |
| 試験形式 | 統一試験:ペーパー方式 ネット試験:コンピューターによるネット試験(選択式+入力式) |
| 問題数 | 5題以内 |
| 試験時間 | 90分 |
| 試験回数 | 統一試験:年3回/ネット試験:随時 |
| 合格基準 | 70%以上 |
公式情報確認日:2026-08-11
3試験科目・出題範囲
4こんな人におすすめ
5よくある質問
はい。日商簿記2級に受験資格の制限はなく、3級に合格していなくても2級から受験できます。ただし、2級では3級レベルの商業簿記の基礎を前提に学習を進める内容が多いため、簿記初学者は3級範囲から学ぶと理解しやすくなります。
ありません。統一試験とネット試験は出題範囲や難易度が同じで、合格した場合の扱いも同じです。受験しやすい方式を選んで問題ありません。
独学でも合格を目指せます。ただし、商業簿記に加えて工業簿記・原価計算まで範囲が広がるため、テキストで理解した後に問題演習を繰り返し、苦手分野を残さないことが重要です。
両方が試験範囲です。商業簿記に加えて、工業簿記と原価計算も出題されます。どちらか一方だけではなく、両分野を学習する必要があります。
6学習メニュー
7試験攻略・学習戦略
日商簿記検定試験 2級を効率よく学ぶために、試験攻略の考え方・科目ごとの優先順位・学習スケジュール・つまずきやすい点を整理しています。
試験攻略ポイント
日商簿記2級では、商業簿記と工業簿記を並行して進めることが重要です。商業簿記は論点が多いため、仕訳を理解した後に決算・連結会計などへ広げます。一方、工業簿記は計算手順を理解すると安定した得点源にしやすいため、後回しにせず早めに完成させます。問題演習では答えだけを確認するのではなく、仕訳や計算過程を書き、どこで間違えたかを確認する習慣をつけます。
科目別の学習優先順位
1. 基本仕訳:商品売買、現金預金、債権債務、固定資産などを確実にする
2. 工業簿記:材料費・労務費・経費、個別原価計算、総合原価計算を重点学習
3. 決算:精算表、財務諸表、決算整理仕訳を反復
4. 株式会社会計:純資産、剰余金、税金などを整理
5. 連結会計:基本的な連結修正仕訳と処理手順を重点確認
6. 標準原価計算・直接原価計算:計算手順を反復して安定させる
7. 総合問題:90分の時間配分を意識して解く
学習スケジュール例
1〜2週目:3級レベルの仕訳を確認し、2級商業簿記の基本論点へ進む。
3〜4週目:工業簿記の基本構造と原価計算を学習する。
5〜7週目:商業簿記の決算、株式会社会計、連結会計を重点的に学習する。
8週目:標準原価計算・直接原価計算など工業簿記を完成させる。
9〜10週目:分野別問題と総合問題を繰り返す。
試験直前は90分を測って模擬問題を解き、問題ごとの時間配分を調整します。
つまずきやすいポイント
簿記2級では、テキストを読んで理解したつもりでも、実際に仕訳や計算をすると手が止まることがあります。必ず自分で仕訳を書き、計算過程を残して練習します。また、商業簿記だけに時間を使いすぎて工業簿記が遅れると得点が安定しにくくなります。工業簿記は計算の流れを図や表で整理し、同じ形式の問題を繰り返すことが重要です。
