マンション管理士

マンション管理の法令・運営・建物設備を幅広く扱う国家資格

マンション管理士とは?
試験概要・難易度・勉強方法を
わかりやすく解説

マンション管理士は、管理組合や区分所有者からマンション管理に関する相談を受け、専門的な助言・指導を行う国家資格です。区分所有法などの法律から管理組合運営、建物・設備、大規模修繕まで幅広い知識が問われます。

建築・不動産 国家資格
難易度 かなり難しい
合格率 11.0%
勉強時間目安 約400~600時間
試験回数 年1回
問題数 50問 ※試験の一部免除者は45問
WEB問題を解く PDF教材を見る

1マンション管理士とは

マンション管理士は、マンション管理に関する専門知識を活かし、管理組合や区分所有者からの相談に応じて、管理組合運営、管理規約、長期修繕計画、大規模修繕などについて助言・指導を行う専門家です。

この資格でできること

  • 管理組合の運営や管理規約に関する相談・助言に専門知識を活かせます。
  • 長期修繕計画や大規模修繕、建物・設備の管理について知識を活用できます。
  • 区分所有法、民法、マンション管理適正化法など、マンション管理に必要な法令を体系的に学べます。
  • 試験合格後に所定の登録を行うことで、マンション管理士として活動できます。

この資格が向いている人

  • マンション管理や不動産業界で専門性を高めたい人
  • 管理組合の運営や大規模修繕に関わる仕事をしたい人
  • 管理業務主任者や宅建などの不動産資格からステップアップしたい人
  • 法律・建物設備の両方を学べる国家資格に挑戦したい人

学習の進め方

マンション管理士試験では、区分所有法や民法などの法令だけでなく、管理組合運営、会計、建物・設備、修繕など幅広い知識が問われます。まず区分所有法やマンション管理適正化法を中心に基本ルールを理解し、その後に管理実務や建物・設備分野へ学習範囲を広げると整理しやすくなります。

合格ラインは年度ごとに変動するため、単なる暗記ではなく過去問を繰り返し解き、正誤の理由まで説明できる状態を目指すことが重要です。法改正も出題に影響するため、受験年度の最新情報を確認してください。

問題演習には無料WEB問題、印刷やまとめ学習には無料PDF教材も活用できます。

2試験概要

実施団体 公益財団法人 マンション管理センター(国土交通大臣指定試験機関)
受験資格 年齢・学歴・実務経験などに関係なく、誰でも受験できます。
試験日・申込期間 2026年度
郵送申込:2026年8月3日~8月31日(当日消印有効)
WEB申込:2026年8月3日10:00~9月30日16:00
試験日:2026年11月29日
合格発表:2027年1月8日
受験料 9,400円(非課税) ※WEB申込の場合は別途事務手数料317円(税込)
試験形式 四肢択一式の筆記試験・マークシート方式
問題数 50問 ※試験の一部免除者は45問
試験時間 一般受験者:120分 試験の一部免除者:110分
試験回数 年1回
合格基準 合格最低点は年度ごとに決定・公表されます。
2025年度:50問中42問以上正解
一部免除者:45問中37問以上正解
公式情報
公式サイトを確認する

公式情報確認日:2026-08-12

3試験科目・出題範囲

・マンションの管理に関する法令及び実務に関すること ・管理組合の運営の円滑化に関すること ・マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること ・マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること

5よくある質問

はい。年齢、学歴、実務経験などによる受験制限はなく、誰でも受験できます。ただし、試験合格後にマンション管理士として登録する際には法律上の欠格要件があります。

マンション管理士は、管理組合や区分所有者からの相談に応じて助言・指導などを行う専門家です。一方、管理業務主任者はマンション管理会社側で重要事項説明や管理事務報告などを担当する資格です。試験範囲には共通する部分も多くあります。

はい。管理業務主任者試験の合格者は、受験申込時に所定の手続きを行うことで一部免除を受けられます。通常50問のところ45問となり、試験時間も120分から110分になります。

独学での合格も可能ですが、法律、管理実務、会計、建物・設備など出題範囲が広く、合格率も低い試験です。テキストで基礎を整理したうえで過去問を繰り返し、法改正も受験年度の最新情報で確認することが重要です。

6学習メニュー

7試験攻略・学習戦略

マンション管理士を効率よく学ぶために、試験攻略の考え方・科目ごとの優先順位・学習スケジュール・つまずきやすい点を整理しています。

試験攻略ポイント

マンション管理士試験は50問の四肢択一式ですが、合格率が低く、年度によっては非常に高い正答率が要求されます。

まず区分所有法・民法・マンション管理適正化法など法律分野を重点的に学び、条文上の原則と例外を正確に区別できる状態を作ります。

次に管理規約・管理組合運営・会計、建物設備・長期修繕計画などへ範囲を広げます。

過去問では正解肢だけを覚えるのではなく、4つの選択肢それぞれについて正誤理由を確認します。

2026年度試験では2026年4月1日に施行されている法令等が出題基準となるため、古い教材だけで学習せず法改正を必ず確認します。

科目別の学習優先順位

【最優先】
・区分所有法
・民法
・マンション標準管理規約
・マンション管理適正化法
→法律関係の基本ルールを早い段階で固める。

【優先】
・管理組合の運営
・管理委託
・会計
・判例
→法律知識と関連付けながら学習する。

【継続して対策】
・建物の構造
・設備
・長期修繕計画
・大規模修繕
→範囲が広いため、図表や問題演習を使って反復する。

管理業務主任者合格による一部免除を利用する場合でも、免除対象以外の分野で確実に得点できる状態を作る。

学習スケジュール例

【1~2か月目】
区分所有法・民法を中心に基礎学習。
法律用語と基本原則を理解する。

【3~4か月目】
標準管理規約、管理組合運営、マンション管理適正化法を学習。
並行して法律分野の問題演習を開始する。

【5か月目】
会計、建物構造、設備、長期修繕、大規模修繕を学習。
全分野の基礎を一巡する。

【6か月目】
過去問を分野別に繰り返す。
間違えた選択肢について根拠まで確認する。

【直前期】
本試験形式の50問を120分で解く演習を行う。
法改正、最新の標準管理規約・関連制度を最終確認する。

つまずきやすいポイント

・区分所有法と民法の原則・例外を混同する
・集会の決議要件など数字を曖昧に覚える
・標準管理規約と法律上の規定を同じものとして覚える
・建物・設備分野を後回しにして失点する
・正解肢だけを暗記し、他の選択肢の誤りを説明できない
・古い法令や改正前の制度で学習する
・マンション管理士と管理業務主任者の制度上の役割を混同する
・過去の合格最低点を固定的な合格基準だと考える