キャリアコンサルタント

働く人のキャリア形成と職業選択を支援する国家資格

キャリアコンサルタントとは?
試験概要・難易度・勉強方法を
わかりやすく解説

キャリアコンサルタントは、職業選択や職業生活設計、職業能力の開発・向上について相談・助言を行う専門家の国家資格です。試験ではキャリア理論や関係法令に加えて、論述・ロールプレイによる実践的な相談技能も問われます。

ビジネス実務・マネジメント 国家資格
難易度 普通
合格率 同時合格59.8%
勉強時間目安 約150~250時間
試験回数 年3回
問題数 学科:50問 実技:論述試験+面接試験
WEB問題を解く PDF教材を見る

1キャリアコンサルタントとは

キャリアコンサルタントは、働く人や求職者などの職業選択、職業生活設計、職業能力の開発・向上に関する相談に応じ、助言や支援を行う専門家の国家資格です。

この資格でできること

  • 働く人のキャリア形成や職業選択について相談支援を行えます。
  • 企業の人事・人材育成、就職支援機関、教育機関などで専門知識を活用できます。
  • 相談者の自己理解・仕事理解を支援し、主体的なキャリア形成をサポートできます。
  • 試験合格後に登録することで「キャリアコンサルタント」の名称を使用できます。

この資格が向いている人

  • 人事・採用・人材育成に携わっている人
  • 就職・転職支援の仕事に携わりたい人
  • 人の話を聞き、キャリア形成を支援する仕事に興味がある人
  • 企業や教育機関で相談支援の専門性を高めたい人

学習の進め方

キャリアコンサルタント試験は、学科試験だけでなく、論述と面接による実技試験もあります。キャリア理論や関係法令を覚えるだけではなく、相談者との関係形成、問題把握、支援の進め方を実践的に身につけることが重要です。

学科対策と並行して、論述問題やロールプレイの練習を早めに始めましょう。面接試験では、相談者を尊重する姿勢や面談の展開、自分の面談を振り返る力も評価されます。

知識の確認には無料WEB問題、印刷学習や復習には無料PDF教材も活用できます。

2試験概要

実施団体 厚生労働大臣登録試験機関 ・特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会 ・特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)
受験資格 次のいずれかを満たす必要があります。

・厚生労働大臣が認定するキャリアコンサルタント養成講習を修了した人
・職業選択、職業生活設計、職業能力開発・向上に関する相談について3年以上の実務経験がある人
・技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験に合格した人
・上記と同等以上の能力を有すると認められる人
試験日・申込期間 2026年度:年3回

【第33回】
学科・実技(論述):2026年11月1日
実技(面接):2026年11月7日~22日の指定日(実施機関により異なる)

受験申請:
・キャリアコンサルティング協議会:2026年8月17日~8月28日
・日本キャリア開発協会(JCDA):2026年8月17日~8月31日

合格発表:2026年12月16日

【第34回】
学科・実技(論述):2027年3月7日
実技(面接):2027年3月中の指定日
※申込期間・面接日は実施機関により異なる
受験料 学科試験:8,900円 実技試験:29,900円 学科・実技両方:合計38,800円
試験形式 学科:四肢択一式・マークシート 実技(論述):記述式 実技(面接):ロールプレイ+口頭試問
問題数 学科:50問 実技:論述試験+面接試験
試験時間 学科:100分 実技(論述):50分 実技(面接):20分 ・ロールプレイ15分 ・口頭試問5分
試験回数 年3回
合格基準 【学科試験】
100点満点中70点以上

【実技試験】
150点満点中90点以上
さらに、
・論述試験:配点の40%以上
・面接試験:「態度」「展開」「自己評価」の各評価区分でそれぞれ40%以上
を満たす必要があります。
公式情報
公式サイトを確認する

公式情報確認日:2026-08-12

3試験科目・出題範囲

・職業能力開発促進法その他関係法令 ・キャリアコンサルティングの理論 ・キャリアコンサルティングの実務 ・キャリアコンサルティングの社会的意義 ・キャリアコンサルタントの倫理と行動

5よくある質問

いいえ。厚生労働大臣認定の養成講習を修了する、対象となる相談業務について3年以上の実務経験を持つなど、所定の受験資格のいずれかを満たす必要があります。

いいえ。キャリアコンサルタント試験では学科試験と実技試験の両方への合格が必要です。一方だけに合格した場合は、次回以降その合格済み試験の免除を受けることができます。

実技試験は論述試験と面接試験で構成されます。面接では受験者がキャリアコンサルタント役となって15分間のロールプレイを行い、その後5分間の口頭試問を受けます。

いいえ。試験合格後、キャリアコンサルタント名簿への登録が必要です。また、登録を継続するためには5年ごとの更新が必要です。

6学習メニュー

7試験攻略・学習戦略

キャリアコンサルタントを効率よく学ぶために、試験攻略の考え方・科目ごとの優先順位・学習スケジュール・つまずきやすい点を整理しています。

試験攻略ポイント

キャリアコンサルタント試験は、学科と実技を別々の試験として考えず、早い段階から並行して対策することが重要です。

学科ではキャリア理論、関係法令、相談実務、職業能力開発、倫理などを体系的に整理します。50問中35問相当の70点以上が合格基準なので、過去問を使って安定して基準を超えられる状態を目指します。

実技では、論述問題だけでなくロールプレイを早期から練習します。面接では相談者の話を一方的に分析するのではなく、相談者との関係を築きながら問題を捉え、相談者自身の気づきにつながる応答を意識します。

面接は総得点だけでなく、「態度」「展開」「自己評価」それぞれに最低基準があるため、特定の評価項目だけを苦手なまま残さないことが重要です。

科目別の学習優先順位

【基礎として先に固める】
・キャリアコンサルティングの理論
・キャリアコンサルティングの実務
・キャリアコンサルタントの倫理と行動

【並行して学習】
・職業能力開発促進法その他関係法令
・キャリアコンサルティングの社会的意義

【早期から実践】
・論述問題
・ロールプレイ
・口頭試問

※これは公式の科目別配点順位ではなく、資格ブートキャンプとしての推奨学習順です。

学習スケジュール例

【1か月目】
キャリア理論、倫理、キャリアコンサルティングの基本プロセスを学習。
学科問題を解き始める。

【2か月目】
関係法令、労働・職業能力開発、社会的意義などへ範囲を広げる。
学科過去問を反復する。

【3か月目】
学科全範囲を復習しながら、論述問題の演習を本格化。
ロールプレイ練習も定期的に行う。

【直前期】
学科50問を100分で解く演習を行う。
論述を50分以内でまとめる練習をする。
ロールプレイと口頭試問を繰り返し、自分の面談を振り返る練習を行う。

つまずきやすいポイント

・キャリア理論の人物名と理論内容を丸暗記だけで覚える
・法律や制度の古い情報をそのまま覚える
・学科対策を優先しすぎて実技練習を後回しにする
・論述で相談者の発言ではなく自分の推測を書きすぎる
・ロールプレイで質問を連続し、相談者の話を十分に聴けない
・面接で問題解決を急ぎすぎる
・口頭試問で自分の面談を客観的に振り返れない
・実技試験の個別評価基準を確認せず、総合点だけを意識する