ITパスポート・30日学習計画

ITパスポート試験の勉強法|初心者が最初の30日でやるべきことを解説

30日間で試験範囲を一度確認し、問題演習と弱点復習へ進むための 学習スケジュール例をまとめます。

⚠ 2026年に受験予定の方へ

IPAは、試験システムのリプレースに伴い、 ITパスポート試験を2026年12月28日以降に一時休止する予定 と案内しています。 試験会場によっては、それより前に実施を終了する場合があります。 受験日を決める前にIPA公式サイトの最新情報を確認してください。

ITパスポート試験は、 職業人に求められるITの基礎知識を問う国家試験です。 コンピュータやネットワークだけでなく、 経営、法務、プロジェクト管理、情報セキュリティなども出題範囲に含まれます。

初めて勉強する場合、 最初からすべての用語を覚えようとすると、 どこまで学習したのか分かりにくくなります。

この記事では、 最初の30日間で「試験範囲を知る → 問題を解く → 苦手を確認する」 ところまで進める学習例を紹介します。

この30日計画について: IPAが定めた公式学習期間ではありません。 資格ブートキャンプが初心者向けに提案する学習スケジュール例です。 必要な学習期間は予備知識や学習時間によって変わります。

試験全体の説明を先に確認したい方は、 ITパスポート資格紹介ページ をご覧ください。

まず確認する|ITパスポート試験の現行制度

30日間の学習を始める前に、 現在の試験方式と合格基準を確認しておきましょう。

試験方式 CBT方式
試験時間 120分
出題数 100問
出題形式 多肢選択式(四肢択一)
総合評価点 600点以上/1,000点
分野別評価点 ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の それぞれ300点以上/1,000点

総合評価点だけではなく、 3分野それぞれに基準点があります。 一つの分野を完全に捨てる学習計画にはしないよう注意してください。

2026年9月時点で公開されている ITパスポート試験の現行シラバスは Ver.6.5です。

IPA「試験要綱・シラバス」

30日間の全体像

30日間を4つの段階に分けます。 「何日目までに必ずここまで終える」という意味ではありません。 理解度に合わせて前後させてください。

期間 主な学習 確認すること
1〜7日目 試験範囲と基本用語を確認 3分野の違いが分かるか
8〜14日目 分野別問題演習 苦手分野はどこか
15〜21日目 苦手分野の復習と混合演習 間違える理由を説明できるか
22〜28日目 時間を意識した総合演習 分野ごとの弱点が残っていないか
29〜30日目 振り返り・次の計画作成 受験へ進むか学習を継続するか

1〜7日目|3分野の全体像を確認する

最初の1週間は、 用語を完璧に暗記する期間ではありません。 試験範囲を見て、 「どのような内容が出題されるのか」を把握します。

ストラテジ系
企業活動、経営戦略、法務、システム戦略など
マネジメント系
システム開発、プロジェクトマネジメント、 サービスマネジメントなど
テクノロジ系
コンピュータ、ネットワーク、データベース、 情報セキュリティなど

基本用語を確認したら、 その日の学習範囲から数問解いてみてください。 最初の段階では正答率よりも、 「分からない用語を発見する」ことを目的にします。

1週目の確認: ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系について、 それぞれどのような内容を扱うか説明できれば次へ進みます。

8〜14日目|問題を解いて苦手分野を見つける

2週目は、読む時間だけでなく問題演習を増やします。 問題を解く目的は、点数を競うことではなく、 現時点で理解できていない論点を特定することです。

間違えた問題は、次のように原因を分けてください。

・用語そのものを知らなかった

・似た用語と混同した

・問題文の条件を読み落とした

・計算方法や考え方を理解していなかった

原因を分けると、 「テキストへ戻るべき問題」と 「もう一度問題を解くべき問題」を整理しやすくなります。

スマートフォンやパソコンで問題を解く場合は、 ITパスポートWEB版問題演習 を利用できます。

15〜21日目|苦手分野を集中的に復習する

3週目は、 2週目までの演習で見つかった苦手分野を優先します。

例えば、ネットワーク関連の問題を何度も間違える場合は、 新しい問題を増やす前に、 IPアドレス、LAN、WAN、DNSなど関連する用語をまとめて確認します。

法務や経営関連が苦手な場合も同じです。 用語を単独で覚えるのではなく、 「どのような場面で使うものか」と一緒に整理してください。

3週目の確認: 間違えた問題について、 「なぜその選択肢が正しいのか」を説明できるか確認してください。

22〜28日目|時間を意識して総合問題を解く

4週目は、一つの分野だけではなく、 3分野を混ぜた問題演習へ進みます。

ITパスポートの本試験は120分で100問です。 ただし、すべての問題に同じ時間がかかるわけではありません。 演習では単純に「1問○分」と固定するのではなく、 迷う問題を後回しにするなど、 全体の時間配分を意識してください。

印刷してまとまった問題を解きたい場合は、 ITパスポートPDF教材 も利用できます。

総合点だけでなく、 ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の どこに間違いが集中しているかも確認してください。

29〜30日目|30日間の結果を振り返る

最後の2日間は、 新しい範囲を増やすより、 ここまでの学習結果を整理します。

□ 3分野を一通り学習した

□ 苦手分野を把握できている

□ 間違えた問題を解き直した

□ CBT形式を想定して画面上でも問題を解いた

□ IPAの最新試験情報を確認した

30日で十分な準備ができていないと感じた場合は、 そのまま受験日を決める必要はありません。 苦手分野を中心に次の学習期間を設定してください。

1日の学習をどう組み立てるか

学習時間は人によって異なります。 30分程度しか取れない日と、 1時間以上取れる日で内容を変えても問題ありません。

学習時間 学習例
約30分 前日の復習10分 → 基礎確認10分 → 問題演習10分
約60分 復習15分 → 新しい範囲20分 → 問題演習25分

これは一例です。 毎日同じ時間を確保する必要はありません。 学習時間よりも、 「何を理解できたか」「どこを間違えたか」を記録する方が 次の復習につなげやすくなります。

30日間で避けたい学習の進め方

テキストだけを読み続ける

読んだ内容を理解できているか確認するため、 学習した範囲の問題も組み合わせてください。

得意な分野だけを繰り返す

ITパスポートには3分野それぞれに評価基準があります。 苦手分野を把握し、最低限すべての分野を学習してください。

古い試験情報だけを使う

ITパスポートのシラバスや試験制度は更新されます。 教材の作成年だけでなく、 IPAが公開している最新シラバスと照合してください。

よくある質問

Q. 30日で必ず合格できますか?

必ず合格できるとは言えません。 必要な学習期間は、 IT・経営・会計などの予備知識や学習時間によって異なります。 本記事の30日計画は、 最初の学習サイクルを作るための一例です。

Q. 何時間勉強すれば合格できますか?

IPAは、合格に必要な標準学習時間を公式には定めていません。 一律の時間数ではなく、 問題演習で現在の理解度を確認しながら学習量を調整してください。

Q. 無料教材だけで合格できますか?

教材の種類だけで合否は決まりません。 無料・有料にかかわらず、 現行シラバスに対応した教材を使い、 理解できない部分を補いながら問題演習を行うことが重要です。

Q. 2026年中に受験した方がいいですか?

IPAは2026年12月28日以降の試験休止を予定しています。 ただし、学習が十分でない状態で急いで受験する必要はありません。 最新の試験日程と自分の準備状況を確認して判断してください。

受験前に確認する公式情報

公式情報確認日:2026年9月26日。 試験制度・シラバス・実施日程は変更される場合があります。 受験前にIPA公式サイトで最新情報をご確認ください。