基本情報技術者試験で最初につまずく5つのポイント|初心者向け対策を解説
基本情報技術者試験(FE)は、ITを活用したシステムやソフトウェアの設計・開発・運用などに必要な基本的な知識・技能を確認する国家試験です。
現在の試験は、旧制度の「午前試験・午後試験」ではなく、 科目A・科目B で構成されています。
初めて学習するときは、試験範囲の広さだけでなく、 「科目Aと科目Bを同じ勉強方法で進めてしまう」 「アルゴリズムで処理を追えない」 「古い試験制度の教材を使ってしまう」 といった点で学習が止まることがあります。
・現行の科目A・科目Bの違い
・学習初期に確認したい5つのポイント
・アルゴリズム問題の取り組み方
・公式情報と問題演習の使い分け
試験全体の情報は、 基本情報技術者試験対策ページ でも確認できます。
まず確認|科目Aは60問90分、科目Bは20問100分
IPAの現行試験要綱では、 基本情報技術者試験は次の構成です。
| 項目 | 科目A | 科目B |
|---|---|---|
| 試験時間 | 90分 | 100分 |
| 出題数・解答数 | 60問・60問 | 20問・20問 |
| 出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 多肢選択式 |
| 主な位置づけ | 知識を問う | 技能を問う |
| 合格基準 | 評価点600点以上/1,000点 | 評価点600点以上/1,000点 |
科目Aまたは科目Bのどちらか一方だけ600点以上でも、 基本情報技術者試験の合格にはなりません。
また、IPAの試験要綱では、 科目Aと科目Bは 同日に実施 されます。 CBT方式では、科目A終了後から科目B開始までの間に 最長10分の休憩を取得できます。
つまずき① 科目Aと科目Bを同じ方法で勉強する
IPAは、科目Aを「知識を問う」試験、 科目Bを「技能を問う」試験として位置づけています。
科目Aでは、テクノロジ、マネジメント、ストラテジなどの幅広い知識を確認します。
一方、科目Bでは、 アルゴリズムとプログラミング、情報セキュリティ を中心に、問題文や擬似言語を読みながら処理を判断します。
- 科目A:用語・仕組みを理解し、問題で知識を確認する
- 科目B:擬似言語や事例を実際に読み、処理を追う練習をする
これは資格ブートキャンプによる学習方法の一例であり、 IPAが指定した学習順序ではありません。
つまずき② 用語だけを暗記する
科目Aでは、 CPU、メモリ、データベース、ネットワーク、情報セキュリティ、 プロジェクトマネジメント、企業活動など 幅広い分野が出題範囲に含まれます。
用語だけを覚えても、 問題の中で役割や違いを判断できないと 選択肢を絞れない場合があります。
「これは何か」だけではなく、 「何のために使うか」 「似た用語と何が違うか」 まで確認します。
たとえばデータベースなら、 SQLという名前だけではなく、 検索・追加・更新など、 どのような操作に関係するかを問題と一緒に確認します。
つまずき③ アルゴリズムを読むだけで済ませる
科目Bでは、 アルゴリズムとプログラミング分野が中心となります。 現行の試験要綱では、 20問のうち アルゴリズムとプログラミング16問、 情報セキュリティ4問 という構成です。
アルゴリズム問題では、 処理を目で追うだけではなく、 変数・配列・条件分岐・繰り返しなどの状態を 実際に書き出して確認する方法があります。
- 変数の初期値を書く
- 処理1回ごとの値の変化を書く
- 条件式が真か偽か確認する
- 配列の添字と中身を分けて記録する
- 最終的な出力まで自分で追う
擬似言語では特定のプログラミング言語そのものではなく、 IPAが定める表記を読み取ります。 まず公式のサンプル問題・公開問題で 記法と出題方法を確認することが重要です。
つまずき④ 問題演習を後回しにする
テキストを読むだけでは、 自分が理解できている部分と、 理解が曖昧な部分を区別しにくいことがあります。
一つの範囲を学んだら、 関連する問題を解き、 間違えた理由を確認する方法があります。
| 誤答原因 | 確認すること |
|---|---|
| 用語を知らなかった | 用語・仕組みの基本へ戻る |
| 似た用語を混同した | 違いを比較する |
| 計算方法を間違えた | 途中式を残して確認する |
| アルゴリズムを追えなかった | 変数・配列の状態を書き出す |
| 問題文を読み違えた | 何を問われているか確認する |
資格ブートキャンプの 基本情報技術者試験 WEB問題演習 では、独自作成問題を使って科目別に理解度を確認できます。
つまずき⑤ 旧制度の情報を現在の試験にそのまま使う
基本情報技術者試験には、 旧制度の午前・午後試験を前提にした教材や記事も残っています。
現在は科目A・科目BによるCBT試験です。 また、IPAは2027年度から新しい情報処理技術者試験制度へ移行する予定を公表しています。
2026年9月26日時点で公表されている新制度の概要では、 基本情報技術者試験は継続予定で、 科目A90分・60問、 科目B100分・20問とされています。
ただし、今後シラバス等が更新される可能性があるため、 2027年度以降に受験する場合は、 IPAの確定版情報を改めて確認してください。
独学で進めるときの5ステップ
次は資格ブートキャンプによる学習例です。 IPAが指定する学習順序ではありません。
科目A・科目Bの試験形式と出題範囲を確認する
科目Aの基本用語・仕組みを学び、関連問題を解く
科目Bの擬似言語・アルゴリズムにも早い段階から触れる
誤答を「知識不足・計算・読解・トレース」などに分けて復習する
IPAの公開問題やCBT形式を意識した問題演習で確認する
公式公開問題を使って現在の形式を確認する
IPAは、基本情報技術者試験で実際に出題した 科目A・科目Bの問題の一部と解答例を公開しています。
試験形式を確認するときは、 古い午前・午後試験だけではなく、 現行の科目A・科目Bの公開問題を確認してください。
- 科目Aの問題文と選択肢の形式
- 科目Bの擬似言語の記法
- アルゴリズム問題の文章量
- 情報セキュリティ問題の問われ方
資格ブートキャンプの問題は弱点確認に使う
資格ブートキャンプで掲載しているWEB問題・PDF教材は、 試験範囲や公式情報を参考に独自作成した予想問題です。
IPAの本試験問題そのものではなく、 サイト内の正答率を 本試験の評価点へ直接換算することはできません。
WEB問題ではその場で採点・解説を確認し、 PDF教材では科目ごとにまとめて反復するなど、 目的に応じて利用してください。
よくある質問
参照した公式情報
公式情報確認:2026年9月26日。試験制度・シラバス・実施方法等は変更される場合があります。受験前にIPA公式サイトの最新情報をご確認ください。

