基本情報技術者試験 科目Aの攻略法|60問・90分の勉強法

基本情報技術者試験・科目A攻略ガイド

基本情報技術者試験 科目Aの攻略法|
60問・90分の勉強法

試験形式・出題範囲・問題演習の進め方・90分の使い方を整理します。

📋 結論

科目Aは90分で60問を解答する多肢選択式(四肢択一)の試験です。IPAの試験要綱では、60問のうち56問で評価を行い、残り4問は今後出題する問題を評価するために使用するとされています。受験中にどの問題が評価対象かを判別して解き分けることはできないため、基本的には全60問に取り組む前提で準備しましょう。

科目Aでは、テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の幅広い知識が問われます。用語を覚えるだけでなく、計算問題や事例を読んで判断する問題にも対応できるようにしておくことが重要です。

この記事では、現在の試験形式を確認したうえで、分野別の学習ポイント、問題演習の進め方、90分という試験時間への備え方を解説します。

科目Aの試験形式

項目内容
試験時間 90分
出題数・解答数 60問・60問
出題形式 多肢選択式(四肢択一)
評価に使用する問題 60問のうち56問
その他の4問 今後出題する問題を評価するために使用
合格基準 科目Aの評価点600点以上/1,000点満点
「56問評価」=56問だけ解けばよい、ではありません: 実際の科目Aは60問すべてを解答します。試験要綱では56問で評価し、4問は今後出題する問題の評価に使用するとされています。受験時は全60問に取り組む前提で時間配分を考えましょう。
⚠ 評価点と単純な正答率は同じではありません: FEの評価点はIRT(項目応答理論)に基づいて算出されます。「60%正解すれば必ず600点」「正答率○%なら合格圏」と単純には換算できません。問題演習の正答率は、弱点確認のための目安として利用してください。

科目Aの出題範囲

科目Aでは、テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系から幅広く出題されます。特定分野だけに絞るのではなく、まず全体像を確認してから、苦手分野を重点的に復習する方法が取り組みやすいでしょう。

テクノロジ系

基礎理論・コンピュータ・セキュリティなど

  • 基礎理論・アルゴリズム
  • コンピュータ構成要素・システム構成要素
  • ソフトウェア・ハードウェア
  • ネットワーク・データベース
  • 情報セキュリティ
マネジメント系

プロジェクト・サービス・監査

  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査
ストラテジ系

企業活動・法務・経営・システム戦略

  • 企業活動
  • 法務
  • 経営戦略・技術戦略
  • ビジネスインダストリ
  • システム戦略・システム企画
科目Bにもつながる分野

情報セキュリティ・アルゴリズム

  • 情報セキュリティは科目Bでも扱われる
  • 基礎理論やアルゴリズムの理解は科目B学習にも役立つ
  • 科目Aと科目Bを完全に分断せず学習する
学習順は固定ではありません: 「この分野を必ず最優先にすれば合格できる」という一律の順番ではなく、問題演習で自分の弱点を確認し、理解不足の分野へ学習時間を配分しましょう。

分野別の学習ポイント

🔒 情報セキュリティ

テーマ確認ポイント
暗号・認証 共通鍵暗号・公開鍵暗号・デジタル署名・ハッシュなどの目的と違いを整理する
攻撃手法 攻撃の仕組みと、それに対応する対策を組み合わせて理解する
アクセス制御 認証・認可・権限管理などの役割を区別する

🔢 基礎理論・計算

テーマ確認ポイント
2進数・16進数 進数変換の手順を理解し、実際に手を動かして確認する
論理演算 AND・OR・XOR・NOTなどを真理値表と結び付けて理解する
性能・稼働率 公式だけを暗記せず、何を求めている計算なのかを確認する
データ量 bit・Byteなどの単位をそろえてから計算する

🌐 ネットワーク・データベース

テーマ確認ポイント
ネットワーク IPアドレス、プロトコル、DNSなどを単独の用語ではなく通信の流れと関連付ける
データベース 表の関係、主キー、正規化、トランザクションなどを具体例で確認する
SQL SELECT・WHERE・JOINなどが、どのような結果を取り出す処理なのかを確認する

📋 マネジメント・ストラテジ

プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、監査、企業活動、法務、経営戦略なども科目Aの出題範囲です。テクノロジ系だけに学習を偏らせず、問題演習を通して理解できていない用語や考え方を確認しましょう。

90分で60問に対応するための時間配分

90分÷60問では、単純平均は1問あたり90秒です。ただし、すべての問題に同じ時間を使う必要はありません。短時間で判断できる問題もあれば、計算や確認に時間が必要な問題もあります。

全60問
90分
  1. まず解答できる問題から進める

    一つの問題で長時間止まらず、迷う問題は後で確認できるようにして次へ進みます。

  2. 計算・判断に時間が必要な問題へ戻る

    最初の確認で時間がかかると判断した問題を、残り時間を見ながら解きます。

  3. 未解答がないか確認する

    最後に全体を確認し、解答漏れがないかチェックします。

⚠ 「1問○秒」「○分で必ず1周」と固定しすぎない: 問題ごとの所要時間には差があります。練習時に90分を測り、自分がどの分野で時間を使いやすいかを確認して、自分に合った配分へ調整しましょう。

科目Aの学習サイクル

  1. WEB版問題演習で問題を解く

    まず問題を解き、どの分野で間違えるかを確認します。

  2. 正解・不正解の理由を確認する

    正解番号だけを覚えるのではなく、なぜその選択肢が正しいのか、他の選択肢のどこが違うのかを確認します。

  3. 弱点分野を復習する

    「ネットワーク」などの大きな分類だけでなく、「サブネット」「SQLの結合」のように復習する内容を具体化します。

  4. 時間を測って混合問題を解く

    PDF教材なども利用し、分野を混ぜた状態で90分という試験時間を意識して演習します。

✅ 学習状況を確認するチェックリスト
  • 間違えた問題の理由を説明できるか
  • 計算問題で途中式を書いて確認できるか
  • 苦手分野を具体的なテーマまで絞れているか
  • 分野を混ぜた問題でも知識を使えるか
  • 90分を意識した演習を行っているか

よくある質問(FAQ)

科目Aは何問出題されますか?
60問が出題され、60問すべてに解答します。IPAの試験要綱では、このうち56問で評価を行い、残り4問は今後出題する問題を評価するために使用するとされています。
正答率60%なら科目Aに合格できますか?
単純には判断できません。科目Aの合格基準は評価点600点以上/1,000点満点で、評価点はIRTに基づいて算出されます。問題演習の正答率は、弱点や学習状況を確認するための目安として利用してください。
計算問題はすべて捨てても大丈夫ですか?
特定の問題種類をすべて捨てる前提で学習すると、対応できる範囲を狭めます。まず基礎的な進数変換、論理演算、データ量、性能などの問題を実際に解き、苦手な理由を確認してから学習方法を調整しましょう。
90分で60問を解くにはどう練習すればよいですか?
まず通常の問題演習で知識を確認し、その後に90分を測って60問に取り組む練習を行う方法があります。問題ごとの所要時間を記録すると、自分がどの分野で時間を使いやすいかを確認できます。
科目Aと科目Bは別々の日に受験できますか?
通常の基本情報技術者試験では、科目Aと科目Bを同日に実施します。CBT方式では科目A終了後、科目B開始までの間に最長10分の休憩を取得できます。所定の要件を満たして科目A免除の認定を受けた場合は、科目A試験が免除されます。

参照した公式情報

主な確認先(2026年9月24日確認)

※ 試験制度・出題範囲・評価方法等は変更される場合があります。受験前にIPA公式サイトで最新情報をご確認ください。

科目Aの弱点を問題演習で確認しよう

正答率だけを見るのではなく、どの分野で、なぜ間違えたのかを確認しながら学習を進めましょう。

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